《新風青嵐の放談コラム》4月号

大海と、空の高さと、土の温もりと

「“年間120日”の真意」

 道青協 第54回の定期総会(H17,4,5)の閉会の挨拶で、
「営農日誌を読み返したら、青年部関係で家を空けるのが年間120日…。」
との発言に、反省会の後段、某S副会長から
「あれでは役員のなり手がいなくなりますよ。」
と指摘を受けました。
 酔っていた勢いもあって、
「そのことを異常と思うのだったら、まずそれをどうにかしようと議論することが先なのであって、それで組織がどうかなってしまうのであれば、そんな組織は無くてもかまわないし、そもそもそんなことを言いたかったわけではない!」
と、ラーメン屋で本年度第1号の問題発言を吐いてしまいました。(不覚…)

 顧みると、自身も単組の副部長の時、大先輩達が100日以上家を留守にしている“武勇伝”を聞かされ、
『オレには絶対無理だな〜』
と思っていたので、某S副会長の指摘は絶対的に正しい…。盟友の皆さんと、同じ目線にたった発言ではなかったかもしれません。

 ただ、単組の部長でも東京大手町や、札幌での会議は限られていても、地元の名士・有志ですから、おそらく地域の会議や研修ではトータル100日(100回)以上はその機会があるはずです。
 私の場合は、たまたま、東京・札幌だっただけ…なんだけど。

 しかし、真意はそこではありません。

『「土」から離れることができない私は、たまたまこのステージに起たせていただいているだけで、『大地にあゆみ、土を継ぎ、太陽に感謝し、風に笑い、雨に悦ぶ』農のさきもりとして、つちくれの農人として、たとえネクタイをして革靴を履いていても「土」への想いは皆さんと変わらないのだ。』

…を、聞いて欲しかったのです。
 だからこそ、今年のかくれテーマは「土」なのです。
「人づくり」(時々“子づくり”と、言ってみたりすることがありますが…)と「地域づくり」の基礎は農村であれば、やはり、「土づくり」なのだと…。

 真意が伝わらないのは、私の能力が足らないから…は、想定されているところ〜
 鍛錬修行の一年を決意します!

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