《新・新風青嵐の放談コラム‘07》咆吼貫徹の4月号

森羅の夢に果てるまで

「吼えろ!土塊の農人の魂よ」

 唐突な最終回が“やめないで…”の思わぬ反響をよんで、ホッチャレ参与を何かと頼りにしてくれているスギ様達から、「コラム、続けて下さいよ〜」と、依頼がありました。
 盟友の道青協HPの利活用に少しでも協力が出来たらと、また色々な切り口から(単にネタが少なくなってきただけだけど…)愛読されるコラムファンの皆様としばらくお付き合いさせていただくことになります。
 よろしくお願いします。(えーっ!まだやるの?…ってヒトもいるとは思うけど…)

【畳の上では死ねないね…】
「道青協はH23に(あと、5年で…)60歳をむかえます。新年度はそれらを含めた青年部の活性化対策を議論する最初の一歩であって欲しいと願います…」

 道青協総会の締めの枕にこのアプローチをして、地区会長会議後段の役員会であらためて提案した『JA青年部・道青協組織活性化対策(仮称)』は、北海道を代表して東京に出させていただいた自身の恩返し的な想い(そもそもそれがお節介でシュウト根性…)の私案提言書なのですが、これを組み立てるのに様々な伏線と願いが交錯して、E副会長いわく“むずかしい〜”は、もっともなこと…
 杉山会長から、今年1月の東北北海道ブロック幹部研修へ赴く新幹線のなかで、この件に関して内々に依頼があり、同月のコラム「らしく…」をベースに“北らしく!”を実践するその原書になればと思っていたのですが…

 実は『JA青年部・道青協組織活性化対策(仮称)』は、既にフライング(←好きだね…フライング)で、十勝地区農青協の幹部やオホーツク農青協の総会研修で話題提供としてお繋ぎしていて、特にオホーツク農青協は若い部長や幹部が多いだけに久々の畳の宴会に、我が国でもトップレベルの北見のコンパちゃんを大勢従え(←ちょっと大げさ)、局地的大雪の中、あつくあつくその夜を語り合った次第。

 しかも、その延長戦で道青協総会後のオホーツク地区の懇親会にお邪魔して、調子よく呑んでしまった勢いで
「今日から北見の盟友だぁー!」
〜は、さすがに悪のりしすぎで、十勝から
「どうぞ…お好きなように…(うるさいシュウトがいなくなって清々するさぁ…)」
などと言われそう。
 口は災いのもと…、ヒラリーからも
「思ったこと、すぐに口に出して言っちゃ子供と一緒でしょ(怒)!」
…と、日頃注意をされているので気を付けなければなりません。

 …が、それはそれとしてオホーツク地区“畳の上”懇親会のビンゴゲームで“スカ”だったのを気の毒に思った北見の盟友から、景品の“聴診器”をいただき、宝物にしています。
心臓に毛が生えているヒトの心音など聴いてみたいと思っていますが…(←反省の色無しなし)

【組織討議/元・源・原・案の案】
 さて、その『活性化対策(仮称)』…分かりやすく説明すると3つの柱からなるものです。

 まずひとつが
『道青協60周年記念事業』をどうするか…です。
 やる、やらない、やるとしたら原資は?内容は?規模は?やらないのなら、“その後”どうするのか…?そろそろ、まな板にのせておかなくてはなりません。

 ふたつ目が
『組織強化指針(仮称)』の策定です。
 道青協総会資料の付帯参考資料にも掲載されている『21世紀の農業を展望する青年部活動 ―北海道農協青年部長期方針―』や、『JA青年部組織強化方針』はそれぞれH元年、3年に策定されたものですが、60歳を目の前にして、あるいはそれを契機に新たな“行動指針”的なものを新しい視点と行動規範で整理し、組織、盟友の自己改革を目指す“時期”に来ていると思います。

 さらに、この“行動指針”、以下の五つの大見出しについて議論と実践を深めていかなくては…と考えています。
1は、地域活性化対策…地域振興、社会貢献を産業、教育、文化活動を通じ友誼団体との連携のもと取り組もうとするもの。
2は、政治力の強化…過去、タブー視されてきたJA青年部の“政治活動”にメスをいれ、“予算”を確保できる政策提言をオール北海道として取り組むもの。
3は、JA参画…JA青年部は実践的批判者から中核的実践者として脱皮をする時期に来ている、との視点からJA改革の先導者としていかに取り組むかを整理するもの。
4は、自己発信・自己研鑽の強化…盟友が組織活動への参加に、一番大きな動議付けになっている“営農事業”の強化を図るもの。
5は、組織対策・改革…組織の将来像とその在り方を整理し、次代に継なげる組織改革を進めようとするもの。

 気付いた方もいるでしょうが、この5項目は『新綱領』の条文に照らしたもので、更に掘り下げて具体的な行動指針を提言していかなくては…と、考えます。

 三つ目が
『予算の在り方』です。
 事業のボリュームを減らさ(せ?)ないかぎり、今のままだと盟友数は減少していくのですから原資が確保できません。
費用対効果、事業対効果を検証して事業の精査もあわせて、かかり増しする事業費の確保…つまり、会費の値上げも視野に入れた予算の在り方を議論しなくてはなりません。

 これらのことについて組織討議をかけ意見集約し、まとめていこうとするものが『JA青年部・道青協組織活性化対策(仮称)』で、道青協60周年記念事業年までに実践できるものから取り組んでいこうじゃないか…という主旨です。

【北らしく…】
 全青協が実施する“手作り看板コンクール”について、いわゆるコンパネ2枚の規格化が今年度より実施される予定となりましたが、
「それでも、北は北らしく“ビックロールパッケージ”あり、“田圃アート”あり、“スノーメッセージ”あり、“雪像”あり、“牛さんの合体部分がハートマークのモザイク看板”ありにしたい!盟友、単組の自発的な取り組みと自由な発想を萌芽させる『自己発信』を誘導することが目的であることを確認したい!今までと変わらずに『沿線住民やドライバーにより楽しく農業の、農業青年の素晴らしさを訴えていく!』と、意欲を燃やしている盟友や単組に私はエールをおくりたい!」

 前述の道青協地区会長事務局合同会議で発言し、更に釧路地区青協の総会(4/18)来賓の挨拶にもこのことに触れ、
「たとえローカルルールでも“北海道の非常識”でないことは、その理論武装から誤りではないはず!農政に係る政策議論もしかり…しかし、担い手主人公と言われながらその当事者であるはずの私たち、皆さんの自己発信が足りていなかったのもの事実です。そんな、トレーニングを強化する触媒と機会が、例えば“手作り看板コンクール”であると思います。当地その取り組みの高さに敬意を表しますと同時に、一層期待をします!」

 この後、釧路総会後段の懇親会にて、JA摩周青年部の方達と“あの”看板の作成秘話や、マンゴー系カクテルメニュー全制覇や、釧路事務局妻の誕生日ケーキや…が、飛び交い想い出の釧路(特に米町公園あたりが…S前会長、ありがとうございました)の夜をアダルト部会チックに楽しんだ次第。

 ちなみにここでも、「明日から釧路の盟友だぁーっ!」で、釧路支所勤務の前道青協事務局某田中氏に迷惑がられましたが、それもまたご愛敬ということで…

 北の農業青年…
 自然にも子供達にも優しい“エコファーマー”、もちろん女性にも優しい(いやらしい…とか、いやしい…とかじゃないけども…)“エロファーマー”???
 でも、あまり「北は、北は…!」をモンローチックに言い過ぎて“エゴファーマー”にならないよう…(以上、○○ファーマー三段活用)

 …にしても、今のところ北なら言い過ぎて駄目だということはないとおもうのですが、そんな想いを多くの盟友に共有して欲しい…それが『JA青年部・道青協組織活性化対策(仮称)』の核になる部分です。
 少し汗をかいての新年度の注目事業として、複数年にわたってのプロジェクト化を期待するものです。たくさんの、色々な意見をお聞かせ下さい。

 さて、プロジェクト化と言えば、昨年の今頃は『Sプロジェクト』の始動を宣言して読者の皆さんに理解と協力を求めましたが、今年は昨年の反省にたち、
「スギ様、少しエロが足りないのでは…だから恋愛の発火点、温度が足りないのでは…」
…に、(恋愛=エロではないですが…)あらためて提案いたします…
『スギ様・エロフェロモンを獲得するキャンペーン』をはりたいと思います。略して“SEFキャンペーン”…(←なんか無菌豚や経済連携っぽい?もちろん、オチャラケじゃありませんよ…)

 すぐそこまで来ている春…寒くても、でも、やはり釧路も、そして北見も楽しいし、あつい…  “北”のあついところをみせてやろうじゃありませんか!

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